Thursday, September 20, 2007

イベント:プラチナ レディースデー@港区コミュニティカフェ

「おんな」で生きる方の、のんびりおしゃべり時間

日時 10月13日(土)14時~20時
場所 港区コミュニティカフェ
対象 この社会で女性として生きていくことの困難さと、生きていく力について、共有できる方
会費 800円ほど。 出入りは自由です。
申込み お電話、メールなどでお知らせください。
定員  15人くらい。
☆自己紹介☆

2005年の夏に「女性と医療」のことや、セルフケアなどといった内容のミニコミ『むむむ』を出しました。そこから、ネットワークが広がり、様々な人に声をかけていただいて、その人たちと一緒に布ナプキン作りや月経にまつわる話をする会をやったり、イベントでミニコミやその他の冊子を並べたテーブルを出したり、他の人の作るミニコミ・冊子に文章をかいたり、その他の医療との関わりや「女性としていきること」や健康の関係などに、まつわる話をする場をいくつか持ちました。
詳しくは、ブログ[むむむ@Autonomous Health] と、移行中の[おーとのますへるす] を見てください。
☆今回みなさんとお話したいのは…☆

医療や健康の問題、「女性」と社会の関わりについてどんな気持ちをもっているかということと、 じぶんたちの気持ちを確認した上で、どうやって必要なものを手に入れていくかということです。
例としてお話ししたいと思っているのは、 アメリカ、ヨーロッパの女性の健康運動と呼ばれたものの中で、特に「セルフヘルプ」というやり方をインドの女性たちが実践した経験についてです。
「セルフヘルプ」は、数人のグループが、自分たちの抱える健康面の問題を一緒に調べものをしたり、自分たちでケアする方法を身につけたり「実践」を通してお互いを力づけるという方法です。これは、特定の治療法を勧める運動ではなく、いかに本人を中心とした自分を定義する「健康」の為に専門家ではないわたしたちがちからをもてるか追求する「助け合い」の実践です。
タブーのために性感染症があるといえないといったことや、自分の健康のことは一番最後で家族やまわりの人間の世話をしなくてはならないこと。医学のモデルにそった「症状」に対する処方の 可能性と限界を冷静にみつめていいのかもしれません。そんな具体的なことまではなせたらとてもうれしいと思っています。
もちろんいままでそういうことをやってきました、という方のお話もきいてみたいです。
みなさんにあえるのを楽しみにしています。





#軽食を準備しますが、持ち寄り大歓迎です。
#禁煙です。アルコール類はお持ち込み、持ち帰り願います。
#ゲストのグレープフルーツさんより、他の国の女性たちが「セルフヘルプ」というやり方をどのように実践してきたか、専門家ではない女たちがどのように力もってきたかの方法を聞いて、おしゃべりできればと思います。
講演会ではありませんので、お気軽にご参加ください。

お申込み&お問合せ先
港区コミュニティカフェ ヒューマンサービスセンターまで

Tuesday, September 11, 2007

Radical Healthcare Workers (UK)

Radical Healthcare Workers (UK)とは、UKの保健医療サービスに関わる労働者のためのネットワークづくりのためのサイトです。目的は、はたらく人の

労働条件の改善と同時に、すべての人にかかわりのある保健医療サービスを守りよくしていくというもの。日本でも医療提供者

による運動は行われてきていますが、このネットワーク構想のユニークなところは、「労働者」をプロの医療提供者に限定していないところだと思います。


Why healthcare workers rather than professionalsより




このサイトは以下の要素をもつネットワーク/アソシエーションを作ろうとという試みです。

*UKで医療サービスがどのように提供されているかについての、革新的な分析

*階級分析、それと同時に性別/ジェンダー、セクシュアリティ、年齢、人種、身体能力(「障がい」)、法的身分などによるものを含む、わたしたちが分断され抑圧されているほかの方法についての批判

*NHS(国民保健サービス)の進行中の私有化への姿勢と、ありうべき姿の展望

*UKと国外の保健医療サービス労働者との連帯

これらを念頭において、わたしは保健医療サービスの提供のために必要である職についているすべての人を含みたいと考えました。

わたしは誤った区分(しばしば階級、性別、人種の境界線による)存在していて、専門職以外の人々の貢献が脇に追いやられていると考えています。

たとえば、病院における食事と清掃は、患者のケアにとって重要(致命的)だと考えます。わたしはわたしたちが自分達の労働条件と、

最良の保健医療のケアを提供することができるように闘うために団結する時の労働者の力の強さを信じています。

 わたしは病棟における友好的で献身的な「家事」は残りの複合的なチームへの恩恵であると認識したいと思っています。

Friday, September 07, 2007

引っ越します


むむむ@Autonomous Health Resourceはお引越します。現在はまだこのブログの中身を移しているところです。ここもしばらくは消しません。新しい投稿も当分両方で行います。ここに新しく投稿することがないと判断した時点でお知らせします。

新住所 Autonomous Health

新しい住居では、コメントがしやすくなる、ブログ内検索ができる、投稿とは別にページがつくれる(上の方にある、navigation(探し物は何ですか)がその例)などのメリットがありそうです。

Wednesday, September 05, 2007

むむむブックレットforダウンロード【変更】


このブログの記事のなかで残しておきたいものをピックアップしてつなげました。自分が冊子などを作るためでもあるのですが、みなさんにも好きに使ってもらえるようにダウンロードできる形にしました。自分のミニコミに加えたり、好きなところだけコピーして配ったり、改作・改変などなど思ったようにどうぞ。誤字・脱字、文章が変ということも多いと思うので自然と改作が必要になるかも・・。これはver 0.1ということで、直したり新たに加えたりしてバージョンアップしていく予定です。


ファイルの種類はPDF,オープンオフィスwriter用にodt、そしてWORDの3種類です。内容は以下のとおり
1 DIY 性教育 
2 (不完全な) BOOKLIST
3 中絶を安全におこなうプロセス、心配ごとへのレシピ
4 人工妊娠中絶、流産、または薬草による中絶のあとのケア
5 「無月経」のレシピ
6 月経痛のための食べ物と薬草
7 PMS(月経前症候群)のためのハーブレシピ、そして食事
8 STI/性感染症対処法
9 乳がんの政治



ダウンロード方法を変更しました。
このページへ行って、
リンクにマウスを合わせて右クリック→「名前をつけてリンク先を保存」を選択してください。ダウンロードが始まります。




注意:これらのレシピは自分にあった対処方をみつけるとっかかりととらえてください。月経痛、PMSに限ってもすべての人が同じ原因で、同じ症状がでるわけではありません。塩をさけると書いてあっても、おそらくそれは「むくみ」がある場合だけだ、とか私も最近知ったばかりです。ひとりで調べるのは気がめいるかもしれません(だからみんなで集まろう!)。少なくとも「レシピ」を「やらなきゃいけないこと」として自分にプレッシャーを与えないようにしてください!

Thursday, August 30, 2007

8/26 ポエキチイベントの報告

先日の『わたしのフェミ的』イベント(模索舎主催)@ポエトリーイン・ザ・キッチンは多くの方のご協力(ほんとに!)、参加のおかげて、楽しく、無事に終えることができました。 簡単に報告をしたいと思います。




実を言うと当日話す内容について、自分の中でも直前まではっきりきまらず、汚い字の走り書き+イラストのメモをみなさんにくばることになりました。内容はPMS=月経前症候群と医学の用語で説明される月経周期の中のホルモンの変化によってからだやこころが感じる「症状」をめぐって、本人の経験とまわりの社会との関係について「医療化」という言葉をつかって話しをさせてもらいました。

PMSと労働規律
各症状は労働で求められる規律のためにホルモンを調整して「治療」しなくてはいけないのか?労働がPMS持ちにあわせた規律に「治す」ことは?
PMSと怒り
夫を殺して「PMSだった」と考慮されて実刑を逃れたひとたちの話が本になっているよう ですが、PMSの「症状」としていらいらしたり怒ったりするという経験を本人がみとめたとき、その怒りは実体をともなわないのでしょうか?つまり「本当は」怒っていないのでしょうか?




そんなような質問をした上で、からだやこころは「いつもと違う」期間について、「ホルモンが異常」だ、「不具合だ」といったり言われたりするよりも、「いつも」どれだけ無理をしたか、我慢したかが素直にこころとからだに現れる時期と見ることはできないでしょうか。思い切って言うとPMS期は「正直週間」なんじゃないか?いつも怒り足りないひとが怒ることができる時期。不本意に人に当たることも、不快な症状な出ることもあるでしょう。でもそれはかならずしも「駄目なじぶん」になる時じゃなくて、からだやこころが「もっと大事にして」といっているんじゃないか。

というような趣旨の話をしました(うまく伝わったかどうかは謎ですが。)

その後映像をみました。



50年代アメリカのプロパガンダをパロディにして、PMSの大衆イメージをおもいきり誇張したビデオ。とりあえず会場の笑いはとれて休憩となりました。

後半は水島さんが女性の健康運動の文脈のなかでセルフヘルプの実践として生まれたDEL-emの話、中絶技法の比較から見えてくる医療の言葉としての「中絶」の概念と本人を中心にすえた健康のための実践として考える中絶やそれをめぐる関係について話をしてくださいました。


実際はテンポのいい司会者によって3人でひゃりとりしながらすすめられました。そしてもうひとつビデオを見ました。



女性のマスターベーション・コーチとして有名なベティ・ドットソンがクリトリスの内部について話しをしながら絵をかいていいきます。(あとでまた補足をします)


当日はダンボールのおうちでお子様たちが遊び、Song for you+参加者のさしいれ、酵母サイダーでおなかもいっぱいになりました。

おつかれさまでした!

Tuesday, August 21, 2007

8月26日@飯田橋

布ナプキン会議とかぶってしまい残念なのですが、今週の日曜日はよかったら飯田橋へ




模索舎主催の『フェミ的』(インパクト出版会)発売記念からはじまり企画が膨らんだトークセッション。



ubiqueerより転載)
《grape fruits× TALK session VOL2》 あなたの、わたしの“フェミ的”

『今月のフェミ的』(めちゃめちゃおもしろい!)の編者FROGのメンバーである水島希さんを囲み、本をサカナに“フェミ的”なこと、みんなであれこれおしゃべりしようと考えています。“フェミ的”とは、「これってフェミ(ニズム)とは思われてないけど、すごくフェミ的ちゃう?」というような日常のあれこれ。司会は、グレフルさんと松本麻里さん。ぜひ、あなたの“フェミ的”もしゃべりにきてください。

                     -------by わた(模索舎)

『今月のフェミ的』を読んだらフェミがいっぱいみえてきた。

女性だけでなく男性にも、どちらでもない人にもきて話をしてほしい。

何かを知ってからこなければならないわけでもなく、

その場に来て、語るところから、知る。

そんな始まりでもいいんじゃない? -------by ラジオルクセンブルク

☆月日  2007年8月26日 日曜日

☆時間  13:00~16:00

☆場所  ポエトリー・イン・ザ・キッチン

     (飯田橋駅下車 徒歩15分、文京区水道1-2-6 タトルビル2F)

☆参加費 500円

     ※『今月のフェミ的』(インパクト出版会)を事前に購入された方、

      当日購入された方は400円

☆出店予定 TEAM song for youのご飯/ぽこぽこの天然サイダー/ポエトリー・イン・ザ・キッチンのサパティスタコーヒー/模索舎セレクションの書籍やグッズ/中村友紀さんデザインTシャツ

☆持ち込みOk。カンパ歓迎。

☆ビル内、書籍を扱っていることと、ビルオーナーとの契約により全域禁煙です。喫煙するときには、会場の外の喫煙所でお願いします。

☆ご予約やその他の連絡は新宿の書店・模索舎まで、お気軽にどうぞ。

 TEL 03-3352-3557

▼ 会場のポエトリー・イン・ザ・キッチンは……【地図】

飯田橋から白鳥橋までいきます。高速が大きく左にカーブしています。TOHANという会社の看板が大きく空にかかっています。MINI STOPまでもう一つ信号を渡って、今度はさらにその角を左折するように最後の信号を

渡ります。目の前に一人暮らし向きのマンションがあります。めざすタトルビルはその奥にあります。一瞬見えにくいです。TOHANの敷地に入る感じで進んでください。すると、レトロ。左手に1959年築のタトルビル登場です。ビルの2階「タトルコーポレーション」という鉄の扉からお入りください。ポエトリー・イン・ザ・キッチンはその左の扉内です。

※バスも利用できます。

都営バス

1)「上野公園」停留所より「上69系統・小滝橋車庫行き」★「大曲」停留所下車 

2)「高田馬場駅前」停留所より「上69系統・上野公園行き」★「大曲」停留所下

Wednesday, August 01, 2007

別のカップハウツービデオ

またまたYOUTUBEですが、今度はカップのハウツーだけのビデオ。ワイングラスか!スペイン語です。。コメント書いている人にもいたけど、取り出し方は、わたしがやるのとちがうなー、かならず少し折ってから取り出すのです。そのほうが摩擦も緊張もないし汚れる可能性低いです。




Tuesday, July 10, 2007

8/26 (日)は布ナプキン会議へ!

台風によって延期された布ナプキン会議、次回予定は8/26(日)です!

ブルーテント村とチョコレートより



7月15日(日)pm3〜、エノアール横にて 
布ナプキン会議 
布ナプキン革命の波がやってきた

1、布ナプキンの情報交換
・素材、形、洗い方、付け方、そして、身体、地球について。
・ナプキンエピソード。困ったこと、良かったこと、感動したこと、笑えたことを話し合います。
盛り上がりまちがいなし!

2、布ナプキンの制作 by KY
・優れものネル素材を使って布ナプ制作。 

3、おもしろ手作り布ナプ紹介。 by MI
「太陽の塔型」布ナプ・・毎回、芸術は爆発だーとアートを実感。
「マトリョーシカ型」布ナプ・・同じものをいくつか作って、数枚重ねて使ったり。 
「鳥型」布ナプ・・付けているというより、鳥に乗っているというファンタジー。

Thursday, July 05, 2007

月経用品:カップ・月経布などの動画

なんとなくYoutubeで検索した結果見つかったふたつの動画です。



Bloddy women!はカップや月経布の使い方などを説明しています。とくにカップの使い方「?」なかた、後半に折りたたみ方なども移っているのでみてみてください。
value="http://www.youtube.com/v/moFxuKGu7Kg">



こっちはdivacupを使った個人的な感想を話しているらしい(じつはまだ音きいてません)。英語ですが、参考まで。
Hopevids-Menstrual Alternatives

Wednesday, July 04, 2007

ubiqueer visual showcace vol.1 《性/別》

Festa di cinema ”Anarchiaにて、《性/別》を問い、問われる映画、「病気」・医療・製薬会社などと直接行動で対峙する記録映像などが見られます。トークセッションにも参加させてもらうことになりました。



《性/別》





FUCK YOUR GENDER, FUCK WITH GENDER.

男だか女だかわからないひとが出てくる映画ばっかり。 だけど、ひとの性別を決めるのって、なに? どこのだれ? おれやわたしは女や男なの? それとも別の何か? からだはだれのもの? 欲望こそが自律の領域? マジで!? 

問うものは問われ、見るものは見られる。

試し試される覚悟ができた子からいらっしゃい。





■7月29日(日) 
■上映開始:PM1:00 終了予定:PM7:00 
■入場料:1000円(資料込 出入自由)
■会場:Poetry in the kitchen(東京・飯田橋) 地図







スペイン革命ドキュメンタリー『希望と欺瞞の間に』 PM1:00~



副題ESPNA 1931-1939が示す通り1931年の王政の崩壊から39年の内戦の終結へといたる全過程を、フランコ体制の解体後にCooperativo de Cinema Alternativoが約2年間の歳月を費やして当時のフィルム、写真、新聞記事、ポスター、統計図表などを広範に蒐集する一方、戦争と革命の最前線を担ったCNT、UGT、社会党、共産党、POUM、国際旅団などの老闘士へのインタビューをも加えた長編ドキュメンタリーである。

77年秋のCNT代表の来日に際し、当時のスペイン現代史研究会を中心に『スペインの短い夏』と共に製作された日本語版は、内戦をめぐる通史としては絶好のテキストと目されて自主上映されつづけることととなり、いまあらたに蘇る










『オカマに生れて:拝啓 お医者様 (Born Queer)』 PM2:30~
監督:Eli seMbessakwini  上映時間:5分 製作:2003年 米国



私はジェンダー破壊者として生まれた

名門の出のジェンダークイア

それは私の遺伝子に組み込まれている

私の遺伝子たち

私のアナーキーな、インターセックスの体






『若いトランスたち (Some of the stories: a documentary about trans youth)』

監督:Jacob Simpson 上映時間:34分 製作:2001年 カナダ



 トランスとは? カナダ先住民であるトランスの若者たちは語る。

トランスである自分、セクシュアリティーをもつ自分、身体をもつ自分といった、複数のアイデンティティの重なり合いと矛盾、コミュニティの意味と可能性、障害者であることや、植民地化の傷あとなど、当事者が自らのことばで表現する。

一人ひとりの複雑さを単純化させようとしない見応えのある作品。






『トランス家族 (Transmisson)』

監督:Ivan E. Coyote 上映時間: 8分 製作: 1998年 カナダ



「私が大人になったときには、父のようになりたいと時々思います。でも、傷跡はいらない」

ーー以前はレズビアンだった父親と一緒に暮らす私は、こうつぶやく。あるトランス家族の短編物語。









[トーク]  PM4:30~



★Toppie!  from A-menace collective / チンピラ 「希望は、階級闘争。」
★yuzo  from daily life zine / 友達の家愛好家 「性の封鎖、脚色クソくらえ! ありのままこそパワー!」
★遠藤まめた 俺オンナ解放論者 / 学生 / がんばらないトランスジェンダー
★グレフル  from むむむ@Autonomous health 「いまやりたいことはコレクティブ・キッチン。」
+ほか二名を加えた友人たちによるトーク。









参考上映: 『Voices from the front』 PM5:30~



ピンクトライアングル、SILENCE=DEATH のマークが印象的な、

1980年代にNYではじまった、AIDSに関する運動 ACT-UP の記録。

直接行動、コミュニティの創造、セクシュアリティと運動について

アートと運動の関連についてなど、多面的な提起をしています。















http://www.cira-japana.net/cont/cinemafesta/queer.html

Sunday, July 01, 2007

不完全な本のリスト

このブログでは紹介済のものも多いですが、これが先日の模索舎イベントで配った本のリストです。




(不完全な) BOOKLIST


『躁うつ病を生きる わたしはこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?』 
K.ジャミソン 著 田中啓子 訳  新曜社

タイトルの通り、『躁うつ病』を生きた心理学者でもある著者が、どんな時に気分の変化に身をまかせたいと考えて、また別のときには薬を服用する必要を感じたかなどじぶんと気分の複雑な関係を自伝的に書いています。「PMS」など月経サイクルの影響で気分の対処に悩む人にも読んでみて欲しいと思います。まわりもいろんなことをいうし、じぶんもいろんなことを考えるので、ひとつの答えがなかなかでないような状況はそれだけでも孤独を呼ぶと感じる時に。ただし著者の生活描写は感情移入しにくいかも。



『あなたの受胎能力を管理する 自己観察法(FAM)で成功させる妊娠・避妊』
トニー・ウェシュラー/著 花山洋/訳  明石書店

 目的は妊娠・避妊・健康管理・自分のからだのいろんなサインを知る等などいろんなことに使えます。妊娠・避妊目的以外なら、あまり全部きちんとやろうとしないで、じぶんに向いた観察の仕方のヒントを得るくらいの気持ちで読んでも面白いと思います







『“ほっ”とする生理痛の本―女性の悩み解決ガイド』

清水直子、わたなべゆうこ  築地書館

月経痛という体験は仕事、社会、病院から受ける粗末な 扱いやそれに伴ってふてくされの感情=ストレスなどのせいで余計つらいものになっていることへの意識があって、とにかくそんな人に「ほっ」として欲しい。そんな思いがうかがえる。様々な体験談は「月経痛という体験」がいろいろであること、つまりCMとは違ってみんなある鎮痛剤を飲めば治るわけではないし、「月経は病気じゃない」「子供を産めば治る」と医者に言われても納得できるはずがないものだったりする。の中の具体的な情報は、月経痛の原因、子宮系の病気との関連、婦人科での治療の受け方、鎮痛剤、漢方、ピルなどの成分・説明・飲み方の注意、月経と社会 環境、生理休暇のとりかた、周囲との関係、薬以外のセルフケア、民間療法、心の治療、などかなり広い内容。末に用語集、本・ウェブサイトのリスト、関連団体のリストがある。


『更年期 日本女性が語るローカル・バイオロジー』
 マーガレット・ロック  みすず書房

聞き書きの論文。すぐに助けになるようなものではありませんが、ゆっくり、じぶんの体験と医療との関係がどうつくられるかを考えたい時に重要。以下みずず書房のwebページより「〈語り〉の分析をとおして、「メノポーズ=更年期」という図式や、「暇人の病」など、更年期に絡みつく神話をねばり強く解体してゆく。最終章は、メノポーズに対するホルモン療法のリスク‐ベネフィットを再考し、治療方針に関する具体的な提言をおこなっている。この事例はまた、ローカル・バイオロジーの視点からの西洋医学的治療のリスク‐ベネフィットの再検討という、普遍的な課題の存在を示唆している。」










『なぜ婦人科にかかりにくいの?』まつばらけい・わたなべゆうこ

月経痛という体験は仕事、社会、病院から受ける粗末な 扱いやそれに伴ってふてくされの感情=ストレスなどのせいで余計つらいものになっていることへの意識があって、とにかくそんな人に「ほっ」として欲しい。そんな思いがうかがえる。様々な体験談は「月経痛という体験」がいろいろであること、つまりCMとは違ってみんなある鎮痛剤を飲めば治るわけではないし、「月経は病気じゃない」「子供を産めば治る」と医者に言われても納得できるはずがないものだったりする。の中の具体的な情報は、月経痛の原因、子宮系の病気との関連、婦人科での治療の受け方、鎮痛剤、漢方、ピルなどの成分・説明・飲み方の注意、月経と社会 環境、生理休暇のとりかた、周囲との関係、薬以外のセルフケア、民間療法、心の治療、などかなり広い内容。末に用語集、本・ウェブサイトのリスト、関連団体のリストがある。



0歳からの性教育読本』キム・ミョンガン 阪急コミュニケ-ションズ

からだのことを素直に話したり、教えてもらったりした機会が少なかったと思う人にとっては、子ども向けの「性教育本」が向いてると思うのだけど、その多くは都合の悪いことは避けて通っているようで物足りません(図書館のティーンの棚を見てみてください)。その点この本はできるだけすべておしえましょうというスタンスで書かれています。
これは親などの立場のひとがこどもにどう説明するか、というアドバイスの形で書かれてるので、その説明に納得いかない部分もでてくるはずだけど、すくなくとも自分なら高説明したい/して欲しいという考える材料になると思います。この本を元に0歳から200歳までのDIY性教育本というものを作ることを想像して読んでみたい。





「卵子story -- 女性のからだと卵子のひみつ」
きくちさかえ、鈴木賀世子 著 早乙女智子 監修小学館 

卵子・ホルモン・精子などを擬人化して説明しているのが、とても分かりやすい一方、「セイシ君をまつランコ」の物語に共感できないとイライラすることがあります。ホルモン魔女っていうのはなかなかいいと思うので月経サイクルとホルモンの仕組みをできるだけ簡単な説明で理解したい場合に向いていると思います。)

6/30 模索舎イベント報告/DIY性教育

6/30(土)新宿の本屋模索舎でおこなわれたイベントはおかげさまで楽しく過ごすことができました。テーマが幅広かっただけに、はじめはみんな何を話したらいいかわからないかんじでしたが、特定の「病気」や症状、不調に限らず、からだとの関係についてお互いの話から刺激しあっていくと最後には話しが尽きなくなっていました。来てくださったみなさんのおかげです。またすぐにでもこういうことやりたいです。ありがとうございます。以下はみなさんにおみやげとして渡した読み物。ALL ABOUT MY VIGINAから。



性教育をやる(Doする)こと
ーDIY sex education―     
           グレフル@模索舎

以下はカナダ在住の「ALL ABOUT MY VAGINA」(http://myvag.net/)といサイト上で、個人の経験に強く基盤をおき、性やヴァギナもちのからだへ向き合い方や健康管理の仕方を探求しているサラ(Sarah Mundy)という人がExploring Healthy    Sexuarities Conference(健康的なセクシアリティ(達)を探求する)というイベントでDIY sex educationというテーマで話しをした内容の簡単な訳です。 
この文章では性教育を主に扱っていますが、からだ・健康・医療のことを個人がどうにかしようとする時にでてくることにも大抵あてはまるものだと思いますし(そもそも「性」はからだ、健康・医療ときっても切り離せないものですが)、「性教育」を「健康」「からだ」「医療」に置き換えて読んでみても面白いと思います。
 きわめて機械的な翻訳であり、はなしてもきた内容もアメリカ文化(あるいは西洋・西欧?)の文脈に依存しているところも多くあるので読みにくいと感じるかもしれませんが(私もよくわからなくて省略した部分があります)、わかることなら応えます(あるいは調べます)ので遠慮なく言ってください。







(冒頭あいさつ省略)
私がDIYセクシュアリティ教育というとき、一人でしなきゃいけない性教育という意味ではありません。それは自分なりのやり方で、家で、友達と、素人として、安く、あるいは無料でできるということを意味しているのです。
このような独立した、素人の教育は性教育に役立つ一部であるだけではなく、私が考えるのは、一番いい性教育の種類で、もしかしたら実際に効果のある唯一の方法かもしれないと思います。
それぞれの学校が現実的で包括的、そして前向きな性教育プログラムを実施していたとしても、それは現状とは違うのですが、私たちはそれでもDIY教育で補完する必要があります。
人々は多様で、セクシュアリティはとても個人的なことーある人が知る必要があることが、その友人たちには全く関係が無いというようなことーになりえます。ですから性教育は必要に応じて変えたり、私たちのそれぞれに違う風にあたえられる必要があります。
仮に私たちが巨大な、個人にあわせた、複数の選択肢がある性教育プログラムを学校で受けられるにしても、健康的な性との付き合い方やセックスの安全性はいつでも情報が新しくなっているので、私たちは生きている間ずっと新報についていかなくてはいけなくなります。一度性教育を受けて、やることのリストをチェックしてそれでおしまい、というわけにはいきません。それでは正確さを保てません。
私は幸運なことに前向きで包括的で現実的な性教育プログラムを高校で受けることができました。そこで私がマスタベーションやオーガズムについて学びました。副校長は女性外性器の絵をはって、クリトリスを指して「これは女性がオーガズムを得るために刺激するところです」と言いました。
そしてこの素晴らしいプログラムがあっても、すべての種類の情報は私が最後の性教育のクラスを受けてから変わっています。私が学校にいたころ、Nonoxynol-9をつかって殺精子剤で潤滑されたコンドームはさらなる確実な避妊と感染症予防のためにA+レベルだとされていました。いまではN-9は実は粘液の細胞膜を刺激することで余計に感染しやすいことが知られていますので、もう勧められていません。私が学校を卒業したあと、デポプロヴェラという注射の避妊法が人気になりましたが、後に骨密度の低下を招くことがわかり、もうあまり勧められていません。性に関する情報はいつでも変化しています。
このようなアップデートにくわえて、性に関する情報への必要性も時とともに変わります。受胎調節がいい例です。避妊をする十代には、もうこれ以上子供の欲しくないと考えている親とはちがった優先事項があります。あるいは長いつきあいのふたりがモノガミーの枠組みの外でセックスの安全性について考えなくてはいけない時、最良のガイドラインは最後に自分たちが確かめたときから発展していることでしょう。
なので、性教育が継続的なまなびであること、私たちみいながやることであって一度手に入れてお終いとはいかないことは明らかになってきます。このイベントの名前「セクシュアリティを探索する」とは性教育を考える上で役に立つ考え方で、一度きりの資格であるよりもずっとつづく探索の過程であるという意味でで素晴らしいものです
この一生つづく自分たちのために性教育を「する」という過程に注目すると、性教育の一番重要な部分はどんな事実や情報でもないということを考えます。なぜなら、わたしたちはそれぞれ少し違った事実のまとまりや情報が必要で、それもどうせ変わるものだから。性教育の一番重要な部分はひとびとが性教育を(じぶんたちで、じぶんたちのために)しつづけ、どうやるかを自分たちでみつけるように勇気付けることです。
ていうのもきょういくのよくある決まり文句なんだけどね!せんせいは「私たちはあなたたちに物理を教えているのではありません、どうやってまなぶのかを教えているのです!」みたいなことを言うのが大好きです。この大学にもきっとどこなに「ビクトリア大学の本当の目的はあなたにどうやって考えるかを教えることです」とかいてあるパンフレットがあるって賭けてもいいです。
それが基本的な私が性教育について言っていることです。ただしわたしは人々がそれを教わる必要はないと思ってます。私はにんげんはみなまなぶ機械で、わたしたちはそれをつづけるための資源とサポートが必要なだけだと思います。
「性教育は「性教育をやる」ことをつづけるために勇気づけられることです」ということを言うとき、勇気づけることとまなぶことの内、あまり注目されない部分があります。それは教えるために勇気づけられるということです。
おしえることはDIY哲学の大きな部分です。単に「自分でまなべ」ということではなく「じぶんでやる」なのです。性教育の中には大部分が本や映画、友人との会話の中から自分で自分に教えるということがあります。それをやるとき、私たちは自分たちに性についておしえているのです。私たちは性教育者になっています。
私たちはいつでも他のひとにも教えています。私たちは自分たちのパートナーに何が好きでなにがしたいかを教えます。たくさんの人びとがコンドームの使い方や潤滑油の選び方といった実践的なことをパートナーに教えています。子供がいる人はもちろん性について教える立場にあります。たくさんの人が友人に何かを教えて、お互いからまなびます。地域や職場でさえ、それだは起こりえます。私は一度上司に「おとこ」もバイブレーターを使えると教えることなってしまイましたったことがありました。彼が携帯着信を「バイブ」に切り替えて、振動を止めることができなかったことがありました。その時かれは怒って「この電話はバイブレーターだ!助けて!これはおんなの電話だ!」。ということで堅苦しい仕事場でもセクシュアリティについてお互いを教えあうことになってしまいました。
私は教師という職業について語っているのではありません。これは誰もがやっていることです。なぜならわたしたちは社会をつうじて生きていて、お互いから学んでいるからです。
他のどんな話題よりも、私は性教育が人々に「じぶんたちでやる」(DIY)ことを促すものだと思います。少なくとも、進歩的な性教育はそうです。私が進歩的な性教育というとき、セックス・ポジティブとか、フェミニストとか、包括的なとか、現実ベースの、などなどと呼ばれるものについて話をしています。私はこういう種類の性教育は進歩的であるという分け方ができると思います。
進歩的な性教育は。思いやり(あなたに幸せになって欲しい、あなたが間違いをしたときにサポートする)、責任(自分の世話をして、他のひとの世話もすること)という意味において、健康的なセクシアリティを特徴づけると思います。
もっと否定的な、保守的なセクシュアリティの理想は規律(ルールをまもって、ルールに従って競争して、間違いを罰せられること)にもとづいています。
私の個人的な価値観に当てはまることを別としても。進歩的な性教育はよりうまくいきます!それは持続的なのです。あなたが別のだれかに責任をもつように助けるたぶ、相手はもっとお互いを助けることに責任をもつようになります。これと比較して、保守的な方はもず方を不安定にする傾向があります。なぜなら他のひとのルールに従うのは時にイライラしてしまいます。結局ルールを破ることになり、その人たちは安全ではなくなってしまします。なぜならルールが唯一安全を保つものであるからです。これは大変な混乱状態です。
ですから人々を勇気付けることが明確なのは進歩的なセクシアリティの資料です。これは驚くことではありません、なぞなら多くのセクシアリティの情報は自助(セルフヘルプ)やフェミニズムや人権など平等をめざすうんどうから直接出てきたものだからです。.
フェミニズムは性教育にたくさん貢献してきました。女性の快楽のための技術、リプロダクティブヘルスへの壁とそれをどうするかについて、性に関する医療への壁とそれをどうするかなどなど、たくさんのこです。
クイアの権利、ゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスの運動はじぶんが定義する性のアイデンティティやジェンダーアイデンティティについてのたくさんのアイデア、そしてたくさんのセックスの安全のための技術を提示しました。クイアの活動家たちはエイズ予防のためにコンドーム使用を促進した最初のひとびとです!

障がい者の権利運動はせいきょう性教育にとってとても大きな存在です。自分のニーズについてコミュニケーションをとることについてたくさんの洞察、出産する権利や優生主義的なちゅうぜつの両方におけるリプロダクティブライツの議論などが生まれました。.
とにかくたくさんです!私は年長者の活動やセックスワーカーの権利などまだまだなんでも話ができます。だれかが平等になるとき、いつでもすべてのひとが健康的なセクシュアリティのためのヒントをもらいます。だれかが平等になるとき、わたしたちすべてが新しいセクシュリテュアリティの情報資源(とっておきの手)を得ます。
現在ある効果的な性教育への大きな壁のいくつかは平等、特に若者の権利に結びついています。
学校での包括的な性教育を行うことを妨げる大きな問題のひとつは、若年者は性を追求することとセックスを行うことをを許されていないことです。このことは基本的に若い人が本人にとって安全で前向きである方法で、他の人と同じように性的になったりセクシュアリティを探求する権利があるかどうかという質問であります。
.私はこの質問に「はい、あなたは同じように性的になる権利があります。」と答えずに若者向けの性教育プログラムを行うことはできないと思っています。
私はこのことから何が生まれるかを見てみたいと思っています。なぜなら、それは性的になること、セクシュアリティをもつことがどういうことであるのかの幅広い、良い定義を含むはずだからです。もし私たちが性的に活発でない子供や十代の若者を含めるなら、セクシュアリティはじぶんのからだに良い気持ちをもって、じぶんじしんのセクシュアリティを理解することなども表すはずだからです。8歳のこどもにとって性的であるとはどういうことか、そしてそのうちのいくつかが大人としての私にとっても興味深いものであるかどうかを問う必要があります。誰かがもっと平等になるとき、みんなが洞察力を得ます。
セクシュアリティに関連があるだけでなく、若年者の権利は私が性教育ととても関連があると間あげる教育の方法、学ぶこと教えることについての考えにもたくさんのをことを暗示しています。
若年者の権利についての情報を探すと、多くがモンテッソーリメソッドやモンテッソーリ学校を作ったマリア・モンテッソーリ(Maria Montessori)や、『民主主義と教育(Democracy and Education)』を書いたジョン・デューイ(John Dewey)のような人々の考えの中の教育改革の分野にいきあたります。教育改革者の本を読むと、彼ら/彼女らは学校について話をしていますが、そのうちすべての人は生まれながらにして投票権をもつべきであるとか、いろいろな種類の若年者の権利についての考えについて書いてある章にいきあたります。
彼らは学校が若年者にとって明らかに抑圧的である様式について書きました。たとえば子供が殴られて自分たちが学ぶことについて意見がいえないといったことです。しかし彼女らは人間関係の本質的な権力や権威主義、権威者としての教師、生徒を力づける方オフ等についてもはなしをしました。
それが私が性教育にとって興味ふかいと思う部分などです。私たちすべてがつづいていくじぶんたちじしんの性教育を「やる」ために勇気づけられる必要があるならば。
 私のお気に入りの、教育が人を力づけるに権威を促進してしまうということの一番砕けた説明はジョン・ホルト(John Holt)のものです。彼は1970年代に本を書き、ホームスクーリング(家庭教育)とアンスクーリング(正規の学校教育の外で行う子供の教育)の運動を鼓舞した。彼は私たちが専門家から学ぶとき、私たちは教育が専門家から得られるもので、日常生活の中で学ぶこととは別物だと考えるようになるといいました。彼は専門家が私たちに何を教えようとしているとしても、結局彼ら/彼女らは私たちを教育する必要があると考えており、それは私たちはじぶんたちで学ぶことができないということを暗示しているといいました。
現在、性教育には専門家がいて、その分野には権威もいます。これらの人々は誰かが「だれが性教育を「する」のか」と訪ねたときに思いつく人たちです:たとえば、親、教師、医者、そして博士やプロの教育者、本書き、有名人などの幅広い権威者など。
性教育はセルフヘルプムーヴメントから出てきたもので、勇気づけ(エンパワメント)が必要だということを明確にしているので、性教育の専門家は権威をオーラを弱めるためにいろいろな努力をします。セクシュアリティの本はたいてい自分で管理して、権威者のいう事を聞かず、じぶんじしんでやるようにという激励を最初の方に書いています。Our Bodies, Ourselvesやその後を追った他のたくさんの本は権威者からのアドバイスだけをのせる代わりに一般の人々からの逸話や引用を載せています。
しかしそれでも人々はしばしば性の専門家のいいなりになり、性教育はプロのアドバイスが必要だという意見を持つようになる。わたしは自分たちがすでに知っていることについて、専門家の太鼓判をもとめるようなeメールをよく受け取ります。そのひとたちはじぶんじしんのからだや観察を信頼したくないのです。そのひとたちは「そうです、それがオーガズムです」、とか「いいえ、そのことはあなたがゲイであるということを意味しません」ということを専門家に言って欲しいのです。
私は特別な訓練を受けていないのに人々は時々私を専門家と呼びます。ジェニファー、ヘイディーあなた達も時々性の専門家とよばれるんじゃない?(ジェニファー:うん、すごい嫌!)。だから、「性の専門家」がDIY方式で学ぶことや個人を力づけることをいくら推進しようとしても、人々はそれでも及び腰になり性教育は専門家のアドバイスを必要とするものだという考えをもってしまうのです。
 このことを打ち破るには、DIY性教育を自分のために学ぶということだけではなく、教えるという観点から話をする必要があると思います。教えることは力強い役割であり、それは性教育が「受ける」ものではなく「やる」ものであるなら、含まれなければならないものです。
そのためにできることがいくつかあると思います。
ひとつはDIY性教育や性教育をじぶんたちの
ためにやる事として話をすることです。あるいは「セクシュアリティを探求する」という言い方で通用するならそのことについて話をするのもいいでしょう。
もうひとつは、先生と生徒という状況だけではなく、性教育プログラムの中で会話をすることです。(省略)
 私は他のDIYプロジェクトに目をむけるのも役立つことだと思います。たとえばクラフトやテクノロジーハッキングのようなものです。編み物の場合、編み物をする人たちは、お互いの技術のレベルやその時模索している内容について見せ合ったり話し合ったりします。編み物をする人たちが公共の場で集まると、様々なスキルや知識を目にしたり、多くの編み物をする人たちがじぶんたちの本を出版したり、ウエブサイトさえないのに素敵なものを作っていることが一目でわかります。
 少し前にDIY政治運動(90年代とか)はこのように人前に出ることに関して、様々な方法を使って成功しました。私はブラッドシスターズというモントリオールのオルタナティブな月経用品に商店をあてたグループのステッカーを持っていました。そのス哲多―には「ラディカルな月経について聞いて頂戴(“ask me about radical menstruation”)」と書いてあって、それは良かったと思います。
 最近わたしは似たようなバッヂを作るようになって、そこには「避妊について聞いて頂戴(Ask me about birth control)」あるいは「セックスの安全性についてきいて頂戴(Ask me about sex safety)」とかかれています。これらはしらない人と話すのに適しています。もしじぶんもそうしたいという人がここにいれば、(省略)、そのバッチの一番いいところは、誰かがあなたがつけているバッヂについて聞いてきたときに、その人のも渡してあげればその人もDIY性教育者(DIY sex educator)になれるということなのです!
人々は素人の性教育者がうろうろしているのは怖いことだと思いがちです。その人たちがよくない答え方をしてしまったら?というように。私は性についてはなすのはいつでもいいことだと思っています。
たとえ、性に関する質問に関して、ある人が言えることが「よくわからないけど、☆☆☆で聞いてみるといいと思うよ。」だけだとしてもそれは性教育をやっているということだと思います。たとえそれさえできなくても、言える事が「よくわかんないけど、面白いね。なんでそんな質問をおもいついたの?」だけだったとしてもそれも性教育をやっていることになります。それは質問をして、セクシュアリティを研究することになります。
 これが私の考える、正規の性教育を補完するためのアイディアです。性教育をやることは、じぶんたちが知りたいと思うことについて、そしてお互いや自分たちじしんを教えあうことについて責任をもつことだということを思い出せば、あとは話しをしつづけるだけです。
(最後のあいさつ省略)
+++++++++++

(注)Our Bodies, Ourselvesアメリカで最初に出版され、日本でも翻訳に加えて日本にあった情報が追加されているバージョンが出版され、他にも何ヶ国語にも翻訳されている女性の健康運動の中のベストセラー。
(注).Bloodsisters http://bloodsisters.org/bloodsisters/
血姉妹連帶http://bloodsisters.or.kr/ 
(注)「セックスの安全性」=sex safetyとは、セーファーセックス/より安全なセックスに代わる言葉としてこの話をしている人が思いついた言葉。この方がだれかのルールを守るか失敗するかという二者択一よりもセックスを安全にするコツおしえたりおしえられたりするという関係が作られるのでいいという感じの発想であるようです。




以下のページよりグレフルが日本文にしました。
http://myvag.net/talks/diy-sex-education/
この文章含め、このサイトにあるものはほぼすべて CC(クリエイティブコモンズ)ライセンス Attribution-NonCommercial 3.0 Unported というもので保護されています。これによると、非営利である限り、再使用したり、好きに形を変えて配布していいと著者が考えていることになります。

Wednesday, June 13, 2007

リマインダ:6/30 (土)模索舎イベント

模索舎BLOGに告知が載りました。わたさん、ありがとうございます。
 講師でもなく、アドバイスも出来ないし、その人にあった本を紹介できるかどうかあやしい(本のソムリエ!)ですが、きっとおしゃべりはとまりません。



この機会に模索舎へいこうという人がいたら、『今月のフェミ的』をゲットすることをお勧めします。著者のお1人である理系フェミ研究の紹介も参考に。おまけ付き。けだもの活動のためのリソース・ハウツー(冊子印刷、バッチ、メンバー構成などなど)が特におすすめです。いい本。

Sunday, June 10, 2007

字幕つき顧問グラウンド診療所ビデオ

字幕inをつかって字幕をつけてみました。こちら
直接張っている方が、右がちょっときれてしまいます。





Sunday, June 03, 2007

昨日の新宿IRA上映会+トーク

昨日IRA当番に来ていただいたみなさん、ありがとうございました。COBOサイダーの差し入れに参加者一同喜んでいました。自分の中ではずっと惹かれて、気になっていた出来事であり、しかし他の人とどう共有していいかよくわからないまま、直感で行われた映像鑑賞+トークでしたが個人的には良かったなと思っています。
ここでは昨日の流れをおおまかにレポートします。トークについては後で思い出しながら改めて書きます。
 まず最初に Solidarity not Charity というコモングラウンドコレクティブの紹介ビデオを流してみました。こちらは翻訳・要約等の準備ができず眺めるだけになって申し訳ありません。とりあえずいろんなプロジェクトをやっているんだとか、どんな人があるんだとかおおまかにイメージをつかんでもらったと思います。以下は当日持って行かなかった短い紹介文です。


コモングランドコレクティブ について (紹介文より抜粋要約)

背景と問題:コモングラウンドコレクティブはハリケーンカトリーナによる洪水から1週間後に設立されました。コモングラウンドはアルジェに診療所を開き、食べ物や水、その他物資等を提供等を避難不可能な数千人の低所得の住人へ提供した最初の組織です。
このハリケーンはニューオリンズの街のほとんどを壊滅させただけでなく、低所得者やアフリカ系住民の共同体に対するへの不正義を公に曝しました。

 約275,000世帯が破壊されたと見られていて、家の清掃や修理、信頼できる住居の供給やとても遅れていました。ニューオリンズ行政区では、住民の40%が年間$20,000以下の所得を得ていて、70%以上が1人親の家庭です。ニューオリンズの識字率はおよそ39%です。それゆえ、直ちに住民のニーズが満たされる必要があり、同時に、長期にわたる戦略で地域を安定させることが重大な意味を持ちます。

コモングラウンドとは:コモングラウンドは3人のボランティアと50ドルのお金から始まりました。いまでは40人のフルタイムで活動するスタッフに、医療従事者、職人、技術者、コミュニティのまとめ役、コンピューターを扱う人や法律や住居の権利の推進者等やその他いろいろな種類を含む数百人のボランティアがいます。

コモングラウンドは長い目で活動を見据えていて、歴史的に見放されてきたコミュニティがより公正で持続可能な未来のために力を合わせる場に人々が参加してくれることを願っています。

住宅地では、カビとの接触を少なくするためにしようされる道具を洗浄するための汚染除去用地があります。使用済みの防護服や道具を捨てることで共有の生活スペースへカビを近づけないようにすることができます。








その後、YOUTUBEからプロジェクターを通してこのビデオをを見ました。

Commonground health clinic




だいたいの内容

R.Noah Morris
どうやって始まったか?
マリクが呼びかけをしたんだ、災害に対するグラスルーツな応答を求めて。行政や救済団体がニューオリンズやここアルジェリであまり何もしていなかったから。
私ともう2人のstreets medic(デモ等の行動で警察による催涙スプレーやその他の暴力を受けた参加者の応急処置をする役割の「救急隊員」)とホームレス活動家はそれにこたえて、この通りの向こうの建物を(救急センターとして)開けた。じぶんたち4人はアナキストと自認していて、アナキストの原理による合意形成に基づいて活動をはじめた。アナキズムは自分にとっては、ある種の底辺れレベルからの組織化で、そこでは人々がなされるべきことでなされていないものを自分たちで見つけて自分たちで解決していくことだと思う。


Rebekah Rice
R.N 正看護師 Registered Nurse
私の役割の多くは、血圧を測ったり、血糖値を図ったり、食事やエクササイズについて教育をしたりすることでした。中でも多くの時間を、人々の見に起こったことについて、彼ら彼女らの言うことにの話に耳を傾けることに費やしました。嵐の前と後に起こったこと、家族と連絡を取り合うための問題や健康の問題、家にもどるための問題などなど。

Ellyn Stecker
M.D(医師)

私たちは寄付された者のリストを作っています。使用期限が過ぎる前に他の無料診療所で使ってもらえるように。寄付は全国から集まっています。いくつかはあきらかに製薬会社から送られてきたものです。最初の包装の状態のままですから。他のものは個人や医師等からきた様々な薬です。これらは全て使用期限を著っ区しなければいけません。幸いなことにここにはたくさんの抗生物質や慢性疾患用の薬があります。特にここでとっても必要な糖尿病等の薬家族計画用品もあります。

Leah Morrison
Community Health Advocate 地域保健促進者

私はラティーノ保健REACH projectの一員です。ラティーノの家族や労働者を対象にした移動診療所のプロジェクトです。そこには通常のプライマリヘルスケアに加えてオルタナティブ療法も提供しています。他にも必要とされる情報やリソースを手に届くようにしています。

Rachel Reeves
Herbalist 漢方医
私たちは本当に新しい保健医療のモデル、すべての人のためのものを作ろうとしています。私たちはここの診療所で統合薬(integrated medicine)も用意しています。(チラシ「薬草の相談受け付けます。あなたの医療提供者に聞いてみてください」)
薬草の薬とは、人々を力づけたり、栄養を与えたりするものです。
Elizabeth Newbury
R.N 正看護師
これは9thwardにある診療所の記録です。あそこは診療所というよる救急センターのようなところで、応急処置と予防注射を行っています。この記録を整理してここにおいておくので、ここにくればどの日に誰に何をしたかが分かるようになっています。
私が看護の仕事や女性の健康に興味を持ったのは、恵まれない人にケアを提供することで形で社会正義に貢献したいとおもったからです。私は国際保健にも興味がって、アフリカにも住んでいたことがあり、最終的にはあちらへ戻って診療所を開きたいと思っています。これはその前の興味深い実験かもしれません。

Steve
Community Health Advocate 地域保健促進者
私は人々が健康保険がないために薬を買うことができない場合に手助けえおしています。そしてコモングランドがもっと反人種差別的な組織であるように働きかけています。
(Wearing Buttons Is Not Enough「バッチをつけるだけでは十分じゃない」)
ここにくる多くの人はすでにアイディアがあったり、言いたいことがあったり、ベストを尽くそうとするのですが、わたしたちはもっと・・・
もし本当に成功させたいのなら、このコミュニティの人々が私たちに何をして欲しいかを伝えるようにしもらわなければいけない。かれら/かのじょらにリーダーシップがあると信頼する必要がある。この場所をもっといい街にするため、私たちはただkarera/彼女らをサポートするだけです。たぶんだからわたしはこのクリニックがこんなに好きなのです。わたしたちは地域に根ざす方向に向かっています。それは素晴らしい実験です。

Scott Weistein
R.N 正看護師
このクリニックはこの地域でとても成功しています。
ここはカトリーナの後に開いた最初の診療所です。多くのひとは例によって官僚的な医療制度にならって、わたしたちは数ヶ月で消えていなくなると思っていました。でも私たちははじめから長期的に運営するつもりでいたし、これからもそこへ向かって活動しています。




こちらはコモングラウンドとは無関係のStreets Medic達。軍隊でいう衛生兵。

Monday, May 28, 2007

6月30日(土)午後は模索舎@新宿へ

ラジオ ルクセンブルグ×むむむ共同企画(といってもいまのところまかせきり)があります。
あまり内容をきっちり決めず、来てくれた人の興味に合わせてその場でお互いに話ができたらと思います。もちろんしゃべりたくない人がだまっててOK。ひとりで十分おしゃべりなので。
模索舎は新宿にあるミニコミや少流通出版物を扱う書店です。むむむ等のミニコミを置かせていただいています(現在むむむは在庫切れですが、欲しい人は作りますので模索舎かIRA宛に注文を出してください。)。
トークの当日も店内通常営業中ですので、イベント自体オープンであることに加えて、文字通り人が出たり入ったりすることが予測されますので、そのつもりでいらしてください。じっくり話せない、話し足りなかったという感じになったら、またそこにいる人の興味や都合に合わせて別の場を設定するつもりです。とりあえず、気軽に寄り道してみてください。





grape fruits ×talk session

第一回目のテーマ「あなたの身体とわたしの身体」

心と身体は一致して行動している?
マンスリーデイズはどうすごしている?
マンスリーデイズ前にやっかいなことに悩まされていない?
初めての潮がきたときはどんな気分だった?
生理休暇をしっかりとれている?
性は秘め事?
腰が痛い、足が痛い・・・そんなときには
周囲にはどんなことを協力してほしい?

などなど
日 時:2007年6月30日(土)
   午後14時~16時ぐらいまで。
  (15時ぐらいからおやつタイム)
場 所:模索舎(新宿)
入場料:無料
連絡先:TEL;03-3352-3557
道順などは↓
http://www.mosakusha.com/A_File/tizu_main.html/

飲み物:グレープフルーツCOBOサイダー、カモミールティなど。
お菓子:ベジアイスや、おからクッキーなど。
持ち込み歓迎!!


Thursday, May 24, 2007

6月3日(日曜日)は、IRAへ


むむむ等を取り扱ってもらった縁で、Irregular Rhythm Asylumの店番をいたします。細かいことはまだ決めていませんが、2005年のハリケーン・カトリーナで自然的・人工的に災害を受けたニューオリンズの住民のいるところでSOLIDARITY NOT CHARITY(慈善ではなく連帯なんだ)というスローガンの元、食料の供給、住居や道の清掃・建て直し等、いまも続いているcommon ground collectiveの活動について、中でも特に複数ある診療所について、映像を少し見て保健医療の患者・住民・ケア提供者による自主管理や協働運営の可能性、セルフヘルプ、DIYと保健医療・健康の問題全般に思いつくままみなさんと話しができたらと思います。 
 Common Ground クリニックは抗議行動の際に活躍するActionMedicあるいはStreetMedicと呼ばれる救急処置を行う活動をしていた二人が、個々の家を「怪我はないか?」と聞いて回ったところから始まった。行政にも赤十字等の団体にも見放され簡単な応急処置さえなかったその場所に、医師や看護師などの医療保健の提供者が集まるようになり、現在2つの診療所に加えてスペイン語対応の出張保健サービスが行われている。このクリニックに関わる人たちは、住民がコントロールする常設に診療所へ変えていくことを次の目標に活動しているということです。


Saturday, May 05, 2007

ヤングローズ補足/10項目の健康プログラム


4月20日に投稿したヤングローズの補足と10points health programの簡易なやくを載せます。まず、ヤングローズとは、ウィキペディアによると、

ヤングローズ(英語表記:Young Lords)は、後にヤングローズオーガナイゼーション(Young Lords Organization)という名前に変更されたアメリカ合衆国の政治グループ。ニューヨーク(主にスパニッシュ・ハーレム)においてヤングローズ党 (Young Lords Party) は、ニューヨークとシカゴを中心としたアメリカ合衆国の各都市に点在する、プエルトリコ出身者のヒスパニックナショナリストの組織である。


ということです。資料としては、ヤングローズ・インターネットリソース(英文)と、元ヤングローズのインタビューや当時の映像をまじえたヤングローズの歴史をたどる映像(音声は英語)がYoutubeにアップされています。
ギャング組織から政治組織、そして支部の一部は政党へと姿を変えブラックパンサー党と同じコミュニティの解放をめざしたヤングローズは、この10points health programではブラックパンサーと共闘する一方、女性の生殖/産むこと・産まないことに関わる管理の問題についての関わり方に特徴があるようです。
以前に手に入れたい本として紹介したUndivided Rights:Women of Color Organize for Reproductive Justiceというアメリカの白人女性以外の強制不妊手術を告発し中絶を受ける権利のために戦った歴史を紹介する本の中にも、ヤングローズの名前がでてきます。ブラックパンサーが民族が増えること=ブラックパワーの前進と考えていたため中絶についてそれを必要な権利と認めることは難しかった。もちろんヤングローズの中でも中絶は強制不妊手術と同じく(その手術を受けさせられる当事者の権利を侵すのみでなく)「民族虐殺」ととらえられていたが、合法化されてから初めて中絶手術を受けて死亡したヒスパニック女性の件に応答するかたちで、自分たちが管理する安全で衛生的な中絶クリニックを設置した。
 こういう方向を取る前には、ヤングローズ内の何人かの女性が「女性の地位についての文章(position paper on women)」を党として発表するよう強く要請したことなどが大きく働いたのだと思います。まだよく調べられていませんので今回の補足はここまでにします。

関連
positionpaper on women
(pdf・英文)
Statement on Abortion (pdf・英文)


(訳の質は悪いし注がたくさん必要と思いますがまずは参考程度にだします。ウィキペディアともどもお助けください。)
         10points health program(10項目の健康プログラム)

1. わたしたちは自分たちの抑圧された地域にすむ人々とはたらく人によるすべての保健医療の管理が欲しい
2. わたしたちは患者とはたらいている人の労働条件や患者へのケアをよくするため、そして保健政策をつくるための組織を作る権利が欲しい
3. わたしたちは、現在建設途中である病院がすぐ建てられ地域のニーズに応えることを望む
4. わたしたちはすべての医療施設の中の私たちの民衆の完全雇用と昇進、そしてすべての科学学校の自由入学制が欲しい
5. わたしたちはすべてのひとがうけられる無料の保健医療が欲しい
6. わたしたちはすべての地区に地域が運営する簡単な健康上の問題を扱う診療所が欲しい
7. わたしたちは家から家の、衛生管理、栄養管理、薬物中毒、保育、高齢者サービスを扱う予防医療ケアが欲しい
8. 私たちは失業、粗末な住宅、栄養失調、警察の暴力、そして他のすべての形の搾取のような主な健康上の問題を浮き彫りにする教育プログラムが欲しい
9. 私たちは、住民、学生、組合、労働者組織にこのプログラムをわたしたちの民衆の利益のために積極的に支持して欲しい
10. 保健革命的団結運動(Health Revolutionary Unity Movemen)の役割はすべてのわたしたちの民衆を団結し、教育し、そしてわたしたちの民衆を弱くしつづけ、自己定義と完全な自由のためにたたかうことを不可能にしている腐敗した保健医療制度を暴くことである

Saturday, April 21, 2007

コミュニティキッチン


共同炊事/コミュニティキッチン/コレクティブキッチン
何人かでまとめて大量の料理を作り、家にもちかえって冷凍したりして保存する。時間とお金 の節約になるほか、新しいレシピを覚えたり技術を覚えたり、ただ集団で料理をつくることが社交の場になったりすることが期待される。さらに栄養のバランス を考えて献立をたてるという作業も共同で行える。
 個々のニーズによって、持病に合わせた献立をつくるグループ、ベジタリアン・ビーガン料理のグループ、「故郷」の料理を作るためのグループなど目的も多様になる。




例)

カナダのケベックでは、姉妹+友人で行っていた共同炊事が近所にひろがり、州全体にひろがった歴史をもつコレクティブ・キッチン
The RCCQ

ペルーでは1960年代から70年代にかけた都会への移住にともなって、
貧 困にあえいだ人々が食べ物を共同で大量に買い始めたことから生まれた共同炊事の動きをcomedores populareという。リマのコミュニティキッチンのグループの多くは食料の値上げが加速すると食料の自給率をあげるために食料の国内生産を増やすため のキャンペーンをはじめた。
The First Formal Community Kitchen Movement—Peru
our own recipies


実践的なリソース
バンクーバーコミュニティ・キッチンプロジェクト






おまけ

『栄養と料理』デジタルアーカイブ 農村と共同炊事

Friday, April 20, 2007

10points health program




ヤングローズ(とは何かについては後ほど詳しく書きます。)の10points health program(Health Revolutionary Unity Movement)にインスパイアされて、作ってみた。画像のネタ元はこちら

10points health program(後ほど訳します)
  1. we want community-worker control of all health services in our oppressed communities.
  2. we want the right to form organizations of patients and workers to fight for improved working condirions, better patients care, and to make health policies.
  3. we want all hospitals currently under construction to be built immediatly to serve the needs of our oppressed communities.
  4. we want full employment and upgrading our poeple in all health facilities,and open admissions in all science school.
  5. we want free healthcare for all poeple
  6. we want community-run health clinic on every block to deal with miner health problems.
  7. we want door-to-door preventive care to deal with sanitation control,nutrition,drug addiction,child day care,and senior citizen services
  8. we want educational program that exposes the leading health prblems,such as unemployment,poor housing,unemployment,malnutrition,policebrutality and all other forms of exploitation
  9. we want community,students, unions, workers organizations to actively support and fight for this program in the interests of our poeple
  10. the role of health revolutionary health movement is to educate and unite all our poeple and to expose our corrupt health system that keps our poeple weak and unable to fight for self-determination and complete liberation.




Saturday, January 13, 2007

自彊館(じぎょうかん)闘争続報(ユニオンぼちぼちニュースレター)

ぼちぼちニュースレターより


「十月十一日に提訴をしてからはや2ヶ月、十二月八日、ようやく初回期日がやってきました。朝十時に法廷へ行くと、見慣れたぼちぼちのメンバー数名が真ん中に、団体交渉にきていたじごうかんの役員が右側のスミにちょこっと、そして僕も知らないひとがちらほらと目に付きました(後で聞くと、名古屋から来た人も)。
初回期日はほとんど書面のやりとりで終わるのですが、Kさんから訴状を細くする意見陳述をしました。「二、三歳のころから自分が男性であることに違和感を持ち、学生時代の半ばから、女性として生きることは不可能なのかと悩み始め」、そして、四三歳の時、「このままでは一生を男性として過ごさなければならないという恐怖心を持つようになりました」。
 裁判官もこの事件はきっちりしようと思ったのか、少し性同一性障害の勉強をしている様子です。さてさて、次回は来年(*今はもう今年です)一月二六日(金)の午後1時半から、大阪地裁の609号法廷。六階のエレベーター前のソファーで待ってます!」


ということで以下の行動予定が組まれているようです。

性的マイノリティ差別No!/Kさん解雇裁判を支える会

記念講演:イダヒロユキさん(立命館大学非常勤講師)
『ジェンダー・センシティブと労働権
――「性」という要素にどうむかうか』

**********
参加費500円(低収入の方は300円) カンパも大歓迎です!

その他、プログラム
*弁護士から裁判報告、連帯アピール、今後の取り組みについて、などなど
*支援する会結成にむけて奮闘中です。支援、協力の方、よろしくお願いします。

行き方:JR大阪環状線「森ノ宮駅」から西へ約500m、
地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」2番出口下車
地図



1月26日(金) 午後1時半 自彊館裁判第2回弁論@大阪地裁609号
2月24日(土) 午後2時~ 自彊館裁判 支援集会(仮)
                         @大阪府立青少年会館第6会議室