Sunday, March 20, 2005

『なぜ婦人科にかかりにくいの?』

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『なぜ婦人科にかかりにくいの?』まつばらけい・わたなべゆうこ 著
著者たちによる内容紹介をみるかぎり、よさそうな本。とりあえず。
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以下、紹介文から引用
私 たちふたりは、相談活動などを通じて、婦人科医療にはぐれたり、適切な医師にたどりつけていないために、苦痛を長引かせたり、病気を進行させてしまった人 たちに数多く出会っています。一方、不安をあおって、必要もないのに、医療に追いこむようなことはしたくありません。そのため、私たちの合言葉は、「必要 なときに、婦人科にかかる機会を逃さないために」。そして、どうせかかるなら、「あなたが、安心・納得できる治療が受けられるように」。
 利用者 がネットワークするなかで、見えてきたことがあります。婦人科は、医師や病院によって、診断や治療法にかなりのばらつきがあること。不十分な説明しか受け られず、医師とのコミュニケーション不足に悩んでいる人が山ほどいること。外来での医師との会話が外にもれ聞こえたり、患者に無断で研修生が内診の見学を することが当たり前になっていたりと、プライバシーが守られていないこと。カルテの開示など、情報公開が遅れていること。良性疾患、悪性疾患を問わず、必 要なメンタルケアや、その人に合った治療を選ぶためのサポートが不足していること。医師によっては、診察を通じて、女性である患者さんの生き方、人生設計 にまで、口を差しはさんでくること。検査や治療には限界があるのに、患者にそれが知られていないため、医療への幻想が独り歩きしがちなこと。がん検診に よって引き起こされる被害のこと……。ほかの医療の分野でも事情は似たりよったりのところがありますが、婦人科は特に情報が少ないので、それが見えにくく なっています。


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他にこの本の感想を述べてるものとして参考

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