Thursday, July 28, 2005

月経用品

今製作中の一人ミニコミに載せるためにも、市販のタンポンや化学性ナプキンに替わる製品の健康に対する影響とか細かく調べたらまー大変。健康、費用、環境、快適さを基準に、オーガニックタンポン/ナプキン(使い捨て)、海綿スポンジ、布ナプキン(月経布)、月経カップ(ラバー製とシリコン性)などを比べようとしたけど、思ったより入り組んでいる。
 ダイオキシンや合成繊維を体にいれてしまうタンポンやケミカルナプキンに対して、ほかのどれもよりリスクが低いということで優れてはいるけど、海綿スポンジは海の底からとれたもので汚染されてるかもしれないし、タンポンと同じで血液以外のものも吸収するから膣内のphバランスがくずれるよ。
 天然ゴムやシリコンでさえアレルギーの可能性がないわけじゃない。やっぱり月経布/布ナプキンが一番誰にでも合って安全に近いのかもしれない。(生地選びでも変わってくるのかな)。

Friday, July 22, 2005

vaginal self exam

アメリカのフェミニスト女性健康センターによるスペキュラムを使ったセルフチェックについての文章を日本語訳してのせてあるページがありました。ここにでてくる「イースト感染」はいわゆる「ガンジダ膣炎」とおなじものです。

こちら

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Wednesday, July 13, 2005

Mujeres Creando 創造するおんなたち

現在個人のミニコミを作成中。そのなかに載せるつもりで翻訳したボリビアのmujeres creandoという集団の紹介文があるので、ここにもおいておきます。



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「私たちはバクーニンによってアナキストなのではない。むしろ私たちの祖母によってであるし、それは美しいアナキズムの流派である。」

ムヘーレス・クレアンド(創造する女たち)はボリビアのアナーカフェミニストの集団で、創造的な社会・政治行動を、彼女たちの国の抑圧的な状況に反対して行っている。彼女たちの芸術/アートや活動はボリビアの左翼の横柄さ、性差別、そしてホモフォビアや、ラテンアメリカにおけるフェミニズムの制度化に替わるものである。多くの闘争で活躍しながら、彼女たちは「Caracaja」(笑い/笑い声)カフェを彼女たちの にて運営し、「Mujeres Publica」(公の女)という雑誌も出している。しかし彼女たちはカラフルで遊びのある落書きでもっとも有名になった。その落書きには革命的なフェミニストのメッセージを広げるために、いつも「Mujeres Creando」とサインしてある。

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「私たちは街頭の活動家であり、創造的な女たちである。しかし私たちは芸術家ではないし、芸術的なエリートにはなりたくない。私たちは自分たちがもつ創造する権利と新しいことをする権利を持ち出す。
 創造性はは私たちの政治的実践を完全にする。街頭はわたしたちにとって政治活動の中心となる重要なものである。なぜならそこでは人々と触れ合って、一時的でない接触をもつことができるからである。」

ムヘーレス・クレアンドは差異/雑多性を賞賛する。
「差異/雑多性は私たちの基本である。なぜなら多くの集団(ご近所、わかもの、労働者、レズビアン、等など)をみてみると、大体似た様な人たちでできあがっている。差異や雑多性はこのような社会の中の[閉じた小部屋]を批判する方法である。
 この集団は様々な女性たちから成り立っている。レズビアンとストレート、白人と混血と先住民,、離婚者と既婚者と独身者、都会出身の女と田舎出身の女、など等。女たちはそれぞれ別々の共同体 からきていて、先住民族Andeanの伝統もふくめたボリビアの社会・文化の中の差異/雑多性を映し出している。」

 彼女たちの多くの行動はボリビアを中心としたものだが、そのほかにもラテンアメリカやさらに外の闘争でもとても活動的である。
 1998年には彼女たちが始めてのラテンアメリカとカリブ海の自律的なフェミニストたちのミーティングを開催した。
「大事なことは、ほかの女たちとの接触によって、発展してきたラテンアメリカのフェミニズムの中にある差異と雑多性に私たちが気づき始めたこと。そこには農民、学生、兵士、レズビアンなどがいた。その様子は美しく、私たちの心を奪った。」


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ムヘーレス・クレアンドの最近の活動として、マイクロクレジットという貧しい人々、を対象とした小額の貸付に苦しむ女性達との連帯行動がある。
Deudora(借主の意)というマイクロクレジットローンの利子引き上げにたえられなくなった貧しい女性たちのグループは、自らの体にダイナマイトを縛り付けて銀行家を人質に取っていた。兵士らが彼女たちを虐殺しようとしていたところに、クレアンドは借金の帳消しと、抗議者たちの安全な除去をもとめる交渉をした。
ボリビアでは1992年にマイクロクレジットが導入され、この借主たちは貧しいので担保となるのは私有財産ではなかった。それは家でも車でもなく、人間関係だった。メンバーがお互いを保障しあうグループがつくられ、そのうち人々が借金を返済できなくなり、利子率も上がると女たちは喧嘩し、「あんた払えないじゃないか!」とお互いに責め合った。貧しい故に借金をした女たちは、前よりもずっと貧しくなっていた。

後にDeudoraがla Paz (ボリビアの首都、クレアンドの活動拠点)に抗議のために訪れ、クレアンドは彼女たちと共に考え、行動するようになった。クレアンドがペンキを持ってくると、Deudoraの女性たちは靴を脱ぎ、押しをペンキにつけて、お互いを持ち上げて彼女たちが借金をした銀行の壁に足跡をつけていった。それは彼女たちがたどってきた首都への長い道のりを象徴的に示すものだった。3ヵ月半の後、銀行との話し合いは合意にいたり、銀行は自らの規則に反した行為を認め、女たちの借金を帳消しにした。

Mujeres Creando はラテンアメリカ以外の国のフェミニストたちに、彼女たちと連絡を取って彼女たちの運動に連帯することを呼びかけている。
creando@ceibo.entelnet.bo
(以上、thepinkpauper issue2  の記事を翻訳)

mujeres creando ホームページ(スペイン語だけど、写真もたくさんあり、ずいぶんこったつくり。ゆえに重い・・。)

参考→ Quiet Rumours (本、英文) 
    we are everywhere (本、英文)

ネット上の紹介記事、資料まど。すべて英語。googleでしらべてならべただけなので、文章の重複もあるはずですが、後で整理したいと思います。

Mujeres Creando paints Bolivia
Z MagazineInterview
Do or Die
Bolivia. Mujeres Creando beaten and arrested
affinity projects
visualresistance